土着菌の活用およびERS本体内部の低圧設定により、短時間で有機物を発酵乾燥する技術です。
- ERS本体内部に定植した土着菌が、50~60 ℃の発酵熱を放出します。
- ERS本体内部を機械的に低圧にすることで、沸点を50~70 ℃にします。そうすることにより、投入物から出る水分の蒸発と、土着菌による発酵を促進します。
土着菌の活用およびERS本体内部の低圧設定により、短時間で有機物を発酵乾燥する技術です。
オートクレーブでは、装置内に高温の水蒸気を充満させて加熱滅菌するため、投入物に水分が直接付着します。
一方、ERSでは、装置の筐体層を高温の水蒸気で加熱することにより、装置内部の投入物を間接的に加熱滅菌します。投入物を水蒸気で濡らさないため、処理後の搬出物が再感染するリスクを低減できます。
処理物の投入・排出作業には、1名~数名必要です(処理物により必要人数が異なる)。
また、運転開始後は、運転状況の監視役として1名が必要です。監視役の作業は、撹拌が正しく行わているかの目視確認と、物理条件が保たれているかの計器確認で、いずれも簡単な作業です。
日常のメンテナンスは、一般的な作業員で実施可能です。弊社による点検は、年1回実施させて頂きます。