お知らせ
2025.09.22
第36回 廃棄物資源循環学会にて研究発表を行いました
2025年9月17日(水)〜19日(金)の3日間、名古屋大学 東山キャンパスにて、一般社団法人廃棄物資源循環学会主催による『第36回 廃棄物資源循環学会』が開催されました。JETと下瀬微生物研究所は9月18日(木)、『有機性廃棄物の急速発酵・乾燥処理のための微生物群の探索と同定』について共同研究の成果を発表しました。
JETが開発したERS(急速発酵乾燥資源化装置)を使うことで、微生物の働きにより、家畜の糞尿やその他廃棄物を高速で再資源化することが可能となります。その概要は、減圧と攪拌を利用し、約60°C〜65°Cの温度帯で微生物(土着菌)を活性化・増殖させることで、悪臭や排水を出さずに短時間で有機物を分解。さらに乾燥させることで、八割方の大幅減容しながらも、均質で良質な成果物を生成します。成果物は肥料・飼料・燃料などに活用でき、現在も自治体のごみ処理をはじめ、廃棄物処理、畜産など様々な分野に応用されています。
今回は特に減圧・加熱環境下で微生物がどのように培養するかに焦点を当て、試験結果並びにERSによる生ごみ処理時間に関する実証実験の結果を発表しました。
質疑応答などで得た新たな課題や気づきをもとに、さらに多くの分野に貢献できるよう精進してまいります。


参考:一般社団法人廃棄物資源循環学会
https://jsmcwm.or.jp/